あれ、どうしてます?

年末である。
年末と言えば大掃除。この前テレビを見ていて「これからの掃除はセスキ炭酸ソーダ!」と言われて脊髄反射セスキ炭酸ソーダAmazonで注文したのだけど、どうやら同じことを考えた主婦の方々からの注文が殺到しているのか、クリスマスが終わるまで届かないらしい。これでは当分大掃除はできない。私は超働き者のスーパー主婦なので家事はしたくてたまらないのだが、何しろセスキ炭酸ソーダが届かなければできないのだからやむを得ない。やむを得ないので大掃除を放り出してたまった録画を消費したりTwitterをやったりして日々を過ごしている。大掃除じゃない普段の家事まで放り出しているような気がしないでもないがまあ気にしてはいけない。
しかしそんな毎日の中じんわりと気になっているのは、地味に収納スペースを圧迫しているレシートや明細の類のことだ。

例えばクレジットカードのレシート的なもの。店でクレジットカード使って買い物すると、レシート的なもの3枚くらいくれるじゃないですか、あれって3枚とも大事なものなのかな?ぜんぶ「クレジット」って書いてあるっぽいし、よくわからなくてとりあえず全部保管しちゃう。それがまたファイルを圧迫するわけです。なんで3枚もくれるんだろう?
そもそもあれ、一応取っておいてるんだけど、病院の領収書みたいに確定申告に役立つものじゃないし、クレジット会社から月々の明細が来て不正とかないってわかったら処分してもいいのかな?
あとそのクレジット会社からの月々の明細のほうも、いつまで取っておけばいいのかわからない。不正がないってわかったら捨ててもいいもの?「いつか自分の金遣いを見直したくなる時のために保管しておく」って言ったって、そんな何年も前の金遣いを見直したってしょうがないよね?「そんなに金使ったっけ?」って思ったときに振り返るのってせいぜい半年くらいだし、今ならだいたいはネットで履歴を確認できる。
そもそもこれまで生きてきて「自分の金遣いについてクレジットの明細を見て振り返ってみよう」なんて思ったことない。個人的なことを言えば長期的に振り返ったって「あのころはバリバリ働いて稼いでいて金があったんだなそれに比べて今は」ってなるだけで何にもいいことない。よくわからないのでとりあえず何年かとっといて年末か年度末にえいっと捨てることにしてるんだけど、あの紙類、そんなに大事に取っておかなくて良くないですか?良くないんですか?

しかもまとまった量になると、捨てる時にも結構困る。クレジットの明細やレシートの束なんてこのご時世、袋にポンってそのまま捨てちゃいけないものっぽい感じがするし、うちにはシュレッダーもないから細かくビリビリ破いて捨てるわけですが、延々と続く紙破き作業ほど生産性のない作業はない。あとただ淡々と破くだけじゃなくて破きながら「これほんとに捨ててもいいのかなあ」とか不安になったり「新しめのやつは取っといた方がいいかなあ?これいつのやつだ?」とかいちいち確認したり考えたりしなきゃならないのもすごくめんどくさい。
もし私がリストラされかかってる社員で、ひとり小部屋に押し込められて何家族か分のあの作業をさせられ続けたとしたら、早々に退職すると思う。そのくらいやりたくない。

あと言い出すとガスや電気、管理費の明細。これも「いつか家計を見直したくなるときのために(以下略)」以外に取っておく理由ないですよね?ガスや電気はまだしも、管理費って変動しないから、取っておく必要もない気がするんだけど、どうなんでしょうか?みんな捨ててるのかな?うちではピザやなんかの出前のチラシと同じ引き出しにしまってるんだけど、そろそろチラシが取り出しづらいくらいファイルがもりもりになってるから、あれもなんとかしないといけない。

やったからって特に部屋が綺麗になるわけでもないのに、地味に心理的圧力の大きい大掃除。セスキ炭酸ソーダがなくてもできるのはわかっている。繰り返すが私は超働き者のスーパー主婦なので家事はしたくてたまらない。しかし、紙破き作業は家事とは断じて認めない。なので今日もじわじわと圧力を感じながら、作業を先延ばしにし続けているのである。