夢だからおーきよ

連休中、朝早く(5時前)に目覚めて、テレビなどを見て時間をつぶした後、夫が起きてきて一緒にご飯を食べて、その後眠気が来てソファで昼まで寝たり起きたりするという生活をしていた。
ソファで寝ると眠りが浅いのか、必ずと言っていいほど夢を見る。
あまり夢を見るので、夢の中で「あ、これ夢だ」とかなりの確率で気づけるようになった。

「夢の中だから無茶しちゃえ」と人をぶんなぐったりののしったりもする。人を殺した夢は見たことがないが、かなり攻撃的になったことはある。こういう「夢だとわかっててやってる」確信犯の暴力は夢判断の対象になるのだろうか?ただの日頃の鬱憤晴らしのような気もする。
都合の悪い展開になると「あれ、これそういえば夢じゃね?」となり「夢だからおーきよ」と起きたりもする。たまに起きたつもりでも夢の中という場合もあるが、たいていの場合目覚められるようになった。このピンチから逃げ出せる時の爽快感というか「へへーんだ、夢だから起きちゃうもんね、ざまあみやがれ」という感じは結構気分がいい。
ただまあ、賑やかだった夢から目覚めてみると1人無益にソファで寝落ちているだけという孤独を味わうのは間違いないのだが。今朝の夢は古いシェアハウスに何人かで住む夢で、お風呂には二匹の猫と3羽のペンギンが浸かっていた。子ペンギンもいた。男の人たちが台所を大がかりにリフォームしていたりして、なかなかに楽しそうな夢であったのだが、「解読不能な文章を読むよう強いられる」というピンチに陥り「あ、夢だ、夢だからおーきよ」と離脱した。あの猫とペンギンのいるシェアハウスの夢なら続きを見てみてたいものだ。
そうだ、今年の抱負は「夢から目覚めたときに虚しくならない程度に実生活を充実させる」にしよう。「あのシェアハウスに住んでいたかったな」なんて考えている無益な時間をなんとかしたいものである。だいたい私がシェアハウスなんてところで実際に生活できるわけがない。だってシェアハウスってテラスハウスみたいにキャッキャウフフしたところなんでしょう?サーフィンとか自作の歌とか、男の趣味に付き合わされたり、いや、これはかわいい女の子限定だとしても、メンバー会議で突然糾弾されたり、パジャマ姿でもばっちり化粧してなきゃいけないんでしょう?いやいやそんなことを考えている時間こそが無益なのだってば。
そんなことより早く起きすぎる生活リズムを何とかしなければ連休明け大変なことになる。今日はきちんと寝たいものだ。