モンスター歩行者。

歩行者用の信号機の横に、待ち時間を表示するゲージが付いていることがある。
私はあのゲージが減るのを心の中で数を数えながら見ているのだが、だいたい10秒で一目盛り減るようになっている。「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10…1,2,3,4,5…」と数えながら待つ。10数えた瞬間に目盛りが動くとちょっと気分がいい。
ところが、最後の一目盛りだけ時間が違うことがある。15秒とか、7秒くらいで青になったりするのだ。これは目盛りとしてどうなのかと思う。信号の待ち時間が決まっていて、後からゲージを取り付けたのだから、最後の一目盛りで帳尻を合わせなければならないということになるのかもしれないが、それなら目盛りの幅を少し狭くしたり広くしたりして「最後はちょっと長い(or短い)ですよ」と知らせて欲しいものである。あるいは、他の目盛りの時間を10秒より少し長くしたり短くしたりして、均等に配分するという手もあるだろう。
特に最後だけ長いときはイライラするので、何とかしていただきたい。それでなくてもサービス過剰な日本社会、ゲージが付いているだけでも親切というものなのだろうが、更に贅沢を言いたいのである。こんな私を人はモンスター歩行者と呼ぶであろうか、わかるわかると理解してくれるだろうか。みんなあのゲージとどう付き合っているのか、聞いてみたい気もする。