「モテキ」を見てサブカルについて考えた。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2012/03/23
- メディア: DVD
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映画「モテキ」のDVD特典映像で、劇中に出てくる小道具の紹介をしていた。「モテキ」の中にはTシャツやLPなど沢山のサブカルアイテムが登場する。私がわかって好きだという自覚があるのは、その中の1割に満たない。
世の中の真のサブカル好きはあの映画やドラマを見て劇中歌も全部わかって、細部にちりばめられたこだわりにも気がつき「おお、そう来たか、さすが大根さん」と思うのだろうか。私は吉田豪さんのロフトプラスワンでのトークショーなんていう場面は「大好きな、サブカルの王道」なので、心置きなくサブカル好きを気取って「おお、そうきたか」と喜ぶことが出来るけど、女王蜂のライブシーンは「聞いたけど好きになれなかったサブカルの王道」なので素直に喜ぶことが出来ない。そもそも吉田豪さんや女王蜂がサブカルの王道なのかも怪しい。
- 作者: 吉田豪,照山紅葉
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2009/11/07
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マンガも大して読まないし、吉田豪さんがインタビューする相手も半分以上は知らない。プロレスにも興味がない。
お笑いなら音楽よりはサブカルに近づけるかもしれないが、お笑いはどのラインがサブカルに属するのかよくわからない。私のサブカルの基準はクイックジャパンだが、クイックジャパンはメジャーだと鳥居みゆきさんが前に言っていた。確かにお笑いで特集されるのはオードリーとか劇団ひとりとか、まずまずメジャーシーンで活躍する人たちばかりだ。私の大好きなキングオブコメディはサブカルに属するのだろうか。
- 作者: オードリー,氣志團,有安杏果,ももいろクローバーZ,ARATA,中村珍,石原さとみ
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2011/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そもそもサブカル好きに漂うオタクっぽさが私には全体に足りないように思う。かといって今更そういう性質を変えることも出来ないような気がする。私はこれからも「サブカル好きに憧れる中途半端なサブカル好き」の道を行くのだろう。せいぜいクイックジャパンでも読んで勉強することにしようか。