フェスの楽しみ

フェスの楽しみと言えばいろいろあるが、私は音楽を聴きながら寝るのが好きだ。地鳴りのような重低音を感じながら地面に寝るのが気持ちいい。敷物なんかなくてもそこら辺に寝転がってしまう。準備時間中は起きていて、ライブが始まったとたんに横になるのだから、周りからは変な客だと思われることだろう。
テントで寝るのもいい。遠くに聞こえる様々な音楽と、沢山の人の気配を感じながら眠る。たぶん熟睡はしていないのだが、そのうつらうつらな感じがまたいいのだ。だから私のフェス予定表には睡眠の時間が必ず組み入れられている。
よく知っているアーティストのライブは参加したくなるので、あまり知らないアーティストのライブで寝る方が好きだ。お陰でよく知らないロックを聴くと条件反射で眠くなる体になってしまった。これはこれで結構困る。いつでも寝転がれる環境にあるとは限らない。眠気をこらえながらライブを見るのは結構きつい。それにいつも寝ていたのでは新しいアーティストを発掘出来ない。実際今回のライジングサンでは馴染みのアーティストばかりを見て終わってしまったような気がする。でもまあ、寝ること自体がフェスの楽しみだと思えば、こういう参加の仕方もありなのかもしれない。そう思うことにする。