ひきこもりカレンダー

引きこもる側が引きこもりながら引きこもることについて意見を述べるってあんまりないことなんじゃないだろうか。よくは知らないんだけど。引きこもる人はみんな後ろめたさとか自信のなさとかでいっぱいで、世の中に意見しようって人は少なそうな気がする。そういう人たちがこの本を読んだときに、元気が出るのか自分には無理って思うのか、でも少なくとも訳知り顔の医者の書いた本なんかよりはよっぽど役に立つのかな。読書なんて役に立たなくても別にいいんだけどさ。たぶんこの人とは意見を異にする引きこもりの人もいるわけで、そういう人たちのいろんな意見を聞いてみたい。
これは10年前に出された本なわけで、この人がその後どういう道をたどったのかが気になるところ。ちょうど最近新しい本を出されたようなので、そちらも読んでみたい。