すてきなあなたに

松浦弥太郎から暮しの手帖つながりで読んだ。子供のときに家にあってよく読んでいた暮しの手帖の世界がそのままそこにある感じ。松浦弥太郎のストイックなやり方はなかなか真似ができないけど、この本に書いてあることは、お、ちょっとやってみようかな?という気にさせる「ていねいさ」だ。
華やかなものはほんとうに色鮮やかに、おいしいものは匂いまで伝わるように丹念に描かれていて、自分も生活の中に彩りを何か添えたい気持ちになる。
バターではなく「バタ」とか、ワインではなく「ブドー酒」とか、他で読むことのない言葉遣いが独特の世界を演出してくれているように感じた。