パーケンさんという人の「業の肯定」ーキングオブコメディの魅力とは。(2)

キングオブコメディのコントにおける「過剰なまでの礼儀正しさ」について触れ、
「次は、ファンの間では言うまでもないことなのだが、実は本当に「変な人」なのはパーケンさんだったりするという話から、パーケンさんの生きる姿勢とそこから生まれるコントについて考えたいと思います。」
で終わった前エントリ

あとは、私が「パーケン寄り」である理由について書きます。キモくなる予感がすごいが、まあ気にしない。

「本当に変な人なのはパーケンさん」というのは、キングオブコメディキングオブコント優勝した直後の「ゴッドタン キングオブコメディの使い方発表会」という番組で割とコンパクトに紹介されている。(今のところネットで見ることも可能なようなので、興味のある方は検索してみるとよろしいかと。一番年上なのに他の芸人さんたちにいじられまくってるパーケンさんの嬉しいけど恥ずかしいみたいな表情がすごくいいです)
・「滑舌が悪い」
→カーナビに「国会議事堂」と言ったら「鳥取銀行」と言われ、「ららぽーと」と言ったら「エアコン オート」と言う言葉とともに温風が吹き出してきた。
・「顔の動かし方がわかっていない」
アントニオ猪木の真似をしようとすると逆に顎を引いてしまう
・「意地汚い」
→みんなの食べ残したエビフライのしっぽや伊勢エビのミソをこっそり食べる、ロケ弁の筑前煮を集めて持ち帰り、電車の中でこぼれてきた汁を吸いながら人と会話する
等々。

滑舌が悪いのは変って言えるのか疑問ではあるが、まあ、変わった特質の一つとして挙げておく。
その他「ニコニコキングオブコメディ」という配信番組では、タクシー代をけちって代々木上原の駅で野宿した話(第5回)が出てきており、ロケ弁を抱えて寝ていたらセントバーナードがやってきてロケ弁を取られそうになったエピソードなどが紹介されている(これを今野さんに「まんまじゃないか!」と評されている辺りがまたすごい。普段から言動がホームレスじみているということか)。
あと「変」と言っていいのかよくわからないが、釣りや潮干狩りや駄菓子等のお金のかからない地味な趣味があったりする。釣りや駄菓子はまあいいけど、潮干狩りってあまり趣味として聞いたことがない。しかも潮干狩りって言っても普通想像するような、海岸でしゃがんで小さい熊手みたいなので掘るようなやつじゃない。ウエットスーツを着て腰まで海に浸かってコンテナみたいなのでザブザブやったり大きいスコップを持ち出したりと、常軌を逸した感じのハードな潮干狩りなのだ。

「ニコニコキングオブコメディ」は隔週で配信されているキングオブコメディの番組で、ももクロ語りの部分だけよく抜粋されてYouTubeに上がっているが、二人が座椅子に座ってひたすらフリートークを繰り広げる番組だ。アーカイブが90回分くらいあるし、1回の長さが60〜90分とかなので実際に見るのは「お好きな方だけ…」としか言えないのだが、これを見ていると二人のキャラクターは世に出ているコントとは随分ちがっていることが見えてきて面白い。今野さんは「変な人」というより舞台とかドラマに出て華やかな生活をしていてファッションにこだわりがあって割とクールで常識人だ。今野さんの中の人はたぶん「二枚目」だ。

で、ここまでパーケンさん自身の「変さ」について触れてきたのだが、パーケンさんのすごいところと言うか、切り離して語れないところは、本人の責任ではない部分にもある。「変」というか「普通じゃない」ところだ。

キングオブコントで「親の借金」については広く知られるところになったが、他にもパーケンさんは、中学校の先生が「こんな苦労をしてもがんばっている人がいる」と感動して道徳の授業の題材にしちゃったりするほど苦労の多い生い立ち(ニコニコキングオブコメディ第15回)の人なのだ。(ちなみにこの回はこの授業を聞いた中学生の感想なども秀逸の神回なので興味を持った方は是非見て欲しい)この授業でいったいどんなことが話されたのかは具体的には明かされていないのだが、想像するに、

・お母さんを早くに亡くしている(父親のことはポップに話しているが、母親の死についてはあまり触れたことがない、という言い方をしているのだが、ネットで調べた範囲では噂のレベルでしか出てこないので、詳細は謎)
・お父さんがギャンブルや女遊びをする人で、家業は運送屋なのだが千万単位(キングオブコントの頃は2000万くらいだったのが、最近の情報では4500万)の借金がある
・お父さんは亡くなったお母さんがパーケンさんのためにと貯金してくれていた200万円を使ってしまっていた
・そのお父さんとネズミの出る傾いた古い実家で二人暮らしをしている
・ご健在であるお父さんは生活をあまり改めようとしていない
・痴漢えん罪で逮捕され芸人としての活動を自粛していた時期がある

あたりだろうか。

先日「地獄芸人」というライブイベントの配信を見たが、自身の女遊びや借金話を披露する他の芸人さんと、家族に背負わされた借金や突然身に降りかかった逮捕の話をするパーケンさんとでは「地獄」のレベルが一つ違うという印象があった。確か散々いじられた後「人を業みたいに言わないでください!」とパーケンさんは言っていたが、そう、まさに「業」としかいいようがない。奇行はあるかもしれないが、ご自身は何も「悪いこと」はしていない。いたって質素に、他人には迷惑をかけず地味すぎるほど地味に暮らしているのに(借金があって貧乏だから質素で地味になっているのかどうか、そのへんの因果関係はわからないが)「地獄」なのだ。

そしてなによりも、なによりもぐっとくるのは、その「業」を積極的に笑いにしていこうとする姿勢。そう、ここからが言いたいことなんです。前置きが長すぎました。はい。

ニコニコキングオブコメディではお父さんのダメ話などはよくネタにされているが、お父さんがいない(離婚してフィリピンで家族を設けているらしい)今野さんのお母さんと自分のお父さんを結婚させて、初の義兄弟コンビになろう!と今野さんを誘うくだり(出典忘れました)とか、別の回では、片親のスタッフが他に2人いると知ったところで、今野さんと自分の親を含めて「フィーリングカップルやろう!」と一人盛り上がるくだり(第14回)とかは最高に面白いし、

第6回の、後輩芸人の鬼ヶ島が、別の後輩芸人の実家であるお寺でライブをやるのにパーケンさんが同行したときの話では、

パーケン:私はね、あなた(今野さん)来なかったからエンディングだけ呼んでもらって、ご挨拶させてもらって
今野:やんなかったの?何も
パーケン:だって何も出来ないもんひとりで
今野:あったろうよ、高橋のネタがあったじゃないかよ!
パーケン:ピンのころのね、ムー太郎(スタッフ)しか笑ってない、もと相方のムー太郎しか笑ってない
今野:お葬式のネタがあったじゃないかよ、お寺なら
パーケン:母親のお葬式の時に、父親が演説ご挨拶するのを見て作ったあのネタね
今野:そのバックボーン言わなくていいよ
パーケン:父親が泣きながらね「本日はみなさん…」っていうのを見ながら、その2ヶ月後に作ったネタね!
今野:ごめんごめん
パーケン:ごめんってなんだよ
今野:そんな言われると思ってなかったから

と、今野さんが引くほど暴走する。これもすんごい面白い。

でもこれ、本当に悲しみの底にいるときに、笑いに救われたっていうすごい話でもあると思うんですよね。芸人さんにこういうこと言うのはすごい野暮なのはわかってるんだけど、それでも言わずにいられない。
立川談志は「落語は人間の業の肯定だ」と言ったらしいけど、パーケンさんの生き方そのものが「業の肯定」なんじゃないかって思う。今の自分があるのは環境のせいでもあり、そうでない部分もある。環境も、今ある自分も肯定し、積極的に笑いに昇華させる。
自分の持っているもの、背負ったものを受け入れて、笑いに変えて肯定していこうっていう一貫した姿勢。
パーケンさんは一度就職を経験して、確か26歳という割と大人になってからお笑いの世界に身を投じた人なのだけど「笑いで生きていきたい」って思い至るまでにはやはりそれなりの覚悟のようなものがあったんじゃないかと思う。妄想ですが。

こちらのインタビューでの、

コントにおける"まともじゃない人=今野・まともな人=高橋"の構図は完全に逆転している。

今野 「まあ、凄みが出てきましたよね。昔から凄みはあったんですけど、俺だけが知ってたこいつの凄みが、最近になって周りにも伝わってきた」

高橋 「なんだよ凄み凄みって。その言葉、使ったことないだろ」

今野 「昔からいじりたかったんですけど、俺の見た目がいかにもボケなんで、それはヘンじゃないですか。でも最近はこいつのほうが凄みがあるから、いじっても自然に見える」

高橋 「というか、今野がいじられるのを嫌がるんですよね。だから俺がビジネス的な必要性を感じていじられてるだけで」

今野 「えっ!? 駅前で寝てたのもビジネス?」

高橋  「そうだよ、お前が寝ないから寝たんだよ。そういうもんだろ、コンビって!」

今野さんが単純に「ダメさ」とか「変さ」とか言わないで「凄み」って言葉を使うのは、そういうところでもあるのかもしれない。

更に野暮を承知で続ける。
「自分のメンタリティのダメなところ」をさらけだして共感を得たり得なかったりして笑いを取る芸人さんは割と多い気がするが、パーケンさんはメンタリティを扱わない。常に自分や周りの行動や、行為のダメさを扱って笑いを取る。しかもそこに「否定」の要素がない。安易にメンタリティをさらけだそうとしない。いや、メンタリティをさらけ出している人が安易だというつもりはないんだけど「自分はこんな変なことを考えました、汚いことを考えました」という話をせずに「自分はこんな変なことをしました、こんな変な目に合いました、どうぞ笑っていただけませんか?」に徹することって結構難しいことだと思うんです。これはもちろん、今野さんや周りの芸人さんからのツッコミがあるから成立することなのだとは思うけど。
だから、パーケンさんはダークな話題を扱っていながら、精神性のダークな部分をあまり感じさせない。何かを憎むとか、嫌うとか、そういう話って聞いたことがない。「嫌う」というのはある意味では「嫌う権利を行使する」という上から目線の感情だ。パーケンさんはいつも「自分みたいなものが」という姿勢を崩さず、たとえば「迷惑した」という話をするとしても「悪気がないのがわかるからありがたいけどどうしていいかわからなかった」とかいう言い方をする。ニコニコキングオブコメディのスタッフやマネージャーの態度について「悪口」を言うこともあるが、それもあくまで「こんな自分たちだけどそれにしたってその扱いはひどすぎるだろ」という「下の目線からの悪口」だし、言える関係があるからこそ出てくる「悪口」だ。
関係性が出来ていない相手の悪口を言う場合は、例えば山里さんのように、そんなことを言う自分の「黒さ」「クズさ」を言うことでバランスを取るという手法があると思うけど、パーケンさんというか、キングオブコメディはそういう悪口の言い方は決してしない。関係性が出来ていない相手はあくまで自分より「上」であり悪口を言うような対象ではないのだ。
パーケンさんのするお父さんの話には文句や悪口めいたものはあるけれどこれも「嫌い」というのとは少し違うような気がする。

小明さんという方とのインタビューの中に、こんな言葉がある。(余談だが、この小明さんとパーケンさんは現在月刊サイゾーで「卑屈の国の格言録」という、偉人の格言にいちゃもんをつける連載をしていて、1ページだけの短い対談なので申し訳ないが私は立ち読みで済ませているのだが、本屋で笑いをこらえるのが大変なくらい面白い。ぜひ書籍化して欲しい。)

──もう「貸せ」じゃなくて「くれ」って言った方がいいですね。よく耐えていらっしゃる。

高橋 だから、その時にさんざん説教したんですよ。俺だっていつまで一緒にいられるか分からないし、今まで40年一緒にいてここまで来て、親孝行もしたいよ。あと、何年生きているかも分からないし、正直、父一人、子一人じゃ、何もできないよって、2時間くらい男と男で話して寝たんですよ。親父にも何か心打つものあるかなと思っていたら、朝、親父が「おい、50万いつ貸してくれるんだよ!」って。

──アハハハ! 何も響かない!

高橋 もう本当に駄目な人なんだなって。破産しちゃうとか、いろいろやりようはあるんだろうけど、自分が住んでいるところが親父の不手際で一方的に取られるのが癪っていうのが、抵抗している理由かな。

散々振り回されてなお「親孝行したい」と言い「駄目な人だ」と受け入れる姿勢。それがあるからパーケンさんのお父さん話は限りなくダークでありながら笑って聞くことができるのだ。いや、別に縁を切った親子でもいいのかもしれないけど、とにかく一緒に暮らす人間として「受け入れている」という「整理」された感情だから、こちらも安心していられる。
そういう意味では、パーケンさんはとても「健全」な感情の持ち主なのだと思う。
だからこそ、出てくるコントも常に「礼儀正しく」居続けられ、扱いづらいテーマも世間に受け入れられるように作り上げることができるのではないかと思うのだ。

屈折した部分が見えるとすれば、ももクロに対する「好きすぎて変になる」というところだろうか。しかしこれも「大好きだ」ということが前提であるから、変であればあるほど素直に面白くなる。そしてその滑稽さを自分でもわかりすぎるほどわかっており「外からどう見えるか」という視点を忘れない。ももクロに対するパーケンさんの腰の低さを「暴力的な謙虚さ」とTwitterで表現している方がいてなんて的確な表現だと思ったことがある。前にこのブログでも少し触れたことがあるし、ももクロを語った部分の動画のまとめもあるので具体的なエピソードには触れないが、「好きすぎて滑稽な自分」と「それでも好きでたまらない自分」のバランスがすごくいい。「好きでたまらない」話は「自分がももクロをどう体験したか」という域を踏み越えず、決して偉そうに解釈したり一般化しようとしない。
その両方の「礼儀正しさ」がモノノフから「神」と呼ばれる所以でもあるのだろう。
最近ニコニコキングオブコメディでは、パーケンさんはももクロの話をほとんどしなくなっているという印象があり、逆に今野さんが「相方が神であることを誇りに思うよ」とネタにしてパーケンさんが「いやいや、神じゃないでしょ」と言ったりしている。自分がももクロ芸人として認知され、ももクロについて発言することの影響力みたいなものを感じて自粛しているのかもしれない。なんという徹底した「暴力的な謙虚さ」だろう。ここでもやはり「礼儀正しさ」は貫かれている。

そしてそんなパーケンさんの、コントへのこだわり。

ニコニコキングオブコメディ第7回。2010年キングオブコント決勝に進んだ時の話。
準決勝で本番までに空き時間が7時間あり、他の芸人は皆出かけたのに、二人だけ残って7時間ずっとコント一本の練習をしていた、というエピソード。今野さんは練習がしたくないのだが、パーケンさんが「練習をしないと不安」という理由で練習に付き合わされている。決勝進出が決まったときの今野さんの反応。

パーケン:この人は、もう練習がしたくない。で、その日も7時間やってる、ネタ一本の状況で。でこの先のことも考えたんでしょうね、決まった瞬間にしゃがみ込んで、下の方から今野の声が聞こえてきたんですよ。「地獄だ−!」って。
今野:(笑)
パーケン:そんなコメントある?3000何組の方がそこを目指しててさ、ほんとに、ガチですよ、しゃがみ込んだ相方が「地獄だー!」って聞こえてきて、ぱっと見たらしゃがみこんで頭抱えてる。「助けてくれー」みたいになって
今野:ほんとですよ
パーケン:天国でこそあれ、地獄ってなんですか
今野:いやー、7時間ですよ、1本で7時間。2本で14時間!

このあと話はパーケンさんの練習中毒ぶりに及び

パーケン:やっぱね、落ち着かないんですよ練習しないと
今野:それだけの理由じゃん、ほんとは。ネタをどうこうじゃないじゃん、もう、自分のコンディションだけの問題で俺を付き合わせてるじゃん
パーケン:いや、コンディションもだから、悪くなるんですよ。ボロボロになるし、疲れちゃう
今野:(笑)もう嫌だよー
パーケン:練習しすぎなの
今野:わかってんじゃねえか
パーケン:いや、わかってる、脳ではわかってるんだよ。ただね、なんて言うんだろ、あ、体が欲しちゃうんだよね、練習を

となり「練習するとスーッとする…練習って合法ですよね?」とかいうパーケンさんに今野さんが笑うしかなくなる感じがすごくいいのだが、この中に

パーケン:練習して一回忘れて、ぐらいの、でまた
今野:なんで忘れるの?
パーケン:一回しみこませて一回忘れて、でまた組み立て直すくらいの
今野:(笑)意味がわかんない

というやりとりがある。

キングオブコント2010のDVDの特典映像では、予選からの舞台裏が映されているのだが、3回戦の段階で「誘拐」のコントについて舞台裏でのインタビューを受けたパーケンさんは「後半、だれてましたね。新鮮みがなくなってきた…前半は目新しい、普通に喜んでみていただいていたのが、ここからどうなっていくのか、ってことに応えられなかったんじゃないかと」と評し、今野さんは「全然わかんないです」と一言。
結局準決勝を経て、決勝の2日前に後半の展開を変更した。それが具体的にどんな変更なのかまではここでは触れないが、コントの構成を何度も見直し、練り直すことをやめないこだわりの強さがよくわかる。もちろんこういうこだわりはキングオブコメディに限ったことではないんだとは思うけど。

結局キングオブコントは練習のし過ぎで口が回らなくなったパーケンさんが盛大に噛み、それでもなんとか優勝できたから良かったようなものの、打ち上げの席で塚地さんに「今野の邪魔するな!」と怒られたという後日談がある。
優勝後のニコニコキングオブコメディでは、

今野:案の定の本番の噛みね!
パーケン:いやー、噛んだね!「教習所の教官で…」
今野:なんで楽しそうなんだよ!(パーケンの頭を叩く)

と自ら開き直って笑いを取るパーケンさん。

パーケン:練習してるとさ、全部忘れられる。
今野:(笑)
パーケン:ほんとにいいんだよね。うん、辛いこととかさ、嫌なこととかさ、
今野:勝手にやってくれよ
パーケン:練習してると一時的に忘れられるから
今野:なんだお前にとって練習って
パーケン:俺ほんとになんか変な疑い持たれそうだよ…

笑い話にマジ解説を加えるのはほんと野暮としかいいようがないけれど、敢えて言わせてもらうなら(ここまで散々言っといて今更なんだって話だけど)、パーケンさんは「業」を肯定して「笑い」を作り出し、その「笑い」に没頭することによって自らの「業」を肯定されるという循環の中にいるのかもしれない。思いつきで唐突にももクロを引用するが「ほんものの奇跡はよい因果応報の果て(GOUNN)」というやつだ。

あと何が好きかって言っちゃうと、パーケンさんって結構イケメンなんですよね。すいません、長々と書いていますが入り口は「なんか顔が好み」でした。ただのミーハーなんです。その後知れば知るほどなんかいいわーってなってこんなエントリを書くに至っているわけですが。
あ、正確にいうと単純にイケメンというか、表情によってどこか異常さを感じさせるような顔になったり、普通のイケメンになったりする。その辺の性格俳優みたいなところにすごく心をつかまれます。

最後に、そういう性格俳優的な一面を紹介するコントを一つ紹介しておきます。キングオブコメディではなく、「潜在異色」というユニットコントにパーケンさんが参加したもの。鳥居みゆきさんの脚本だそうです。これ見たときは、ほんとゾクゾクしました。

もっともっといろんな舞台で活躍できる人だと思うんだけどなあ。やっぱり滑舌のせいかなあ。
でもまあ、東京では大喜利なんかのお笑いイベントにピンでもちょくちょく出ているみたいだし、芸人としては認められつつあるのかな。テレビではなかなか見られないから地方のファンとしては寂しいけど、それで一定の地位を築けているなら嬉しいです。

というわけで、お付き合いくださりありがとうございました。パーケンさんにあまり興味のなかった人が少しでも興味を持ってくださったら、元々好きな人は少しでも愛を深めてくださったら幸いです。おしまい。